メガガルーラとキングクルールを食った話 [ズーガンズー]
ウス。初めましての方は初めまして。ヒノモトと申します。
今回は皆さんにとって憎き二大モンスターであろう
今回、足を運んだのはズーガンズーというお店。
オーストラリアやニュージーランドの食材を楽しむことができるお店。
都会のど真ん中にあったが、店内は暗めで落ち着いた雰囲気でした。
クラフトビールを注文し、お通しで置いてあったマカダミアナッツを頂く。
なんつーか、めっちゃお洒落である。
優しくてイケメンの店員さんが丁寧に割り方を教えてくれた。
この器具で挟んでネジを回してバチコリと割るらしい。
早速バッコリ割ってみる。パキィ!
ヘタクソかな?
四分の一しか殻を破壊することができず、中途半端に中に身が残ってしまった。
イケメン店員さんに申し訳なさを感じながら、なんとかほじくり出して食べたが
お洒落な店にそぐわないダサい男となってしまった。悲しい。
めげずに二つ目にチャレンジ。
今度はきれいに割ることができた。
普通にうまい。ビールによく合う味である。
割るときにパキィ!とかなりでかい音が店内に響くことが唯一の難点か。
そうこうしているうちに一品目の「カンガルーのステーキ」が運ばれてきた。
カンガルーのステーキ
ぱっと見は普通の牛肉っぽいかんじである。赤みがきれいで、サシはまったく入っていない。
言わずと知れた6世代覇者も、こうなってしまってはただ食されるのみである。
では、実食。
うまみがしっかりしている赤身肉であり、見た目通り牛肉に近いテイスト。
肉の密度がかなり高く、脂身がまったくなく少し硬めであった。普通にうまい。
続いて二品目「オーストラリアンワイルドプレート」。
何がなんだかわからないと思うので、一つずつ説明していく。
こちらはカンガルーの串焼き、ワニの串焼き、ワニ足のローストが
一つの皿に盛られたオーストラリアを存分に感じることができる一品である。
カンガルーの串焼き
ワニの串焼き
ワニ足のロースト
取り皿からはみ出してしまうほどのやんちゃっぷりである。
重量級のクセに2種類の飛び道具と埋め技を併せ持ち、頭のおかしい復帰性能をしているぶっこわれファイター、キングクルールも
こうなってしまってはただの食糧である。
ワニの足にローストされた肉がついているという光景は
少し不気味なものを感じる。
立派なウロコ、ワイルドな爪。ものすごいワニ感だ。
では、お手々の部分を持ってローストチキンのようにしてかぶりつく。
手の質感がしっとりとしてむにっとやわらかく、本物のワニなんだなと実感させられる。
味としては鶏肉に似た感じか。
爬虫類と鳥類は近縁であるため、肉の味も似るのかもしれない。
鶏肉と同様、若干パサつく感じはあったが、コリコリとした軟骨の主張が鶏肉よりも強く、かなり美味であった。
今回はこちらでフィニッシュ。
食すことでその恨みを晴らしてみてはいかがだろうか。
一緒についてきたワニのフィギュアで遊ぶ男。
鹿のペ〇スと脳みそを食った話 [ジビエ猪鹿鳥]
ウス。初めまして。ヒノモトと申します。
とある方の影響で
無性に鹿のペ〇スと脳みそが食べてみたくなってしまったので食べに行きました。
(初投稿の記事でペ〇スの話って完全にヤベーやつだな・・・)
今回、足を運んだのは高円寺にあるジビエ猪鹿鳥というお店。
御年74歳になられるご主人が手ずから仕留めた獲物を提供しているワイルドなお店。
店内は落ち着いた雰囲気で、鹿のはく製や銃などが飾っておりお洒落。
内装の写真を取り忘れたが、気になる方は君自身の目で確かめて欲しい。
ちなみにジビエとはフランス語で狩猟で手に入れた肉という意味だそう。
席が8席ほどなので行く際は予約推奨です。
最初にお酒を頼んでから早速、一品目「鹿の脳みそ刺し」を注文。
鹿の脳みそ刺し
脳みそが薄くスライスされており、
言われなければ脳みそと分からない見た目をしている。
左端の脳片は若干分厚く、脳感が強かったので裏返して撮影しておいた。(脳感ってなんだよ)
では、塩コショウをつけて実食。
鮮度を保つために冷凍してあるため、少々シャリシャリしたが、非常に淡白かつ口の中でとろける味わい。
脳みそはほぼ油でできているそうだが、しつこい感じはまったくなく、美味であった。
続いて二品目の「鹿のペニス・薬膳スープ」を注文。
鹿のペニス・薬膳スープ
略してペ〇スープとでも呼ぼうか。
しかし、想像していたものと違っていた。
あれ、ペ〇スはどこ・・・ここ・・・?
細切れにされて底の方に埋まっていた。
丸々一本で出てくるのを想像していたが、こちらもペ〇スと言われなければそうと分からない見た目をしている。
これはこれでペ〇ス感が少なくて食べやすそう。(ペ〇ス感ってなんだよ)
では、実食。
うまい。
予想外のうまさ。
食感は基本的にはコリコリしているのだが少しモチモチしており、なおかつトロトロ感もある。
矛盾した擬音使いまくりで何言ってんだこいつと思われるかもしれないが、
本当にコリコリモチモチトロトロの三つの食感が同居しており
それらが絶妙なハーモニーを奏でている。非常にうまい。
スープも旨味がとてもよく出ており、一緒に煮込まれていた野菜との相性も抜群であった。
ここまでの食感になるには三日ほど煮込まなければいけないらしい。
ペ〇スを細切れにして三日煮込んだものをうめぇうめぇと食う姿は
よくよく考えれば中々罪深いものがある。
夢中で食べていたら、ご主人に「今夜元気なっちゃうよ。どうするのw」と言われたが、
静かに涙を流し、乾いた笑いを発するだけであった。
3品目は「鹿のタン焼き」
鹿のタン焼き
最初は、きのこの上に乗っているタンをそのままタン刺しとしていただいた。
こちらもコリコリで柔らかく、普段食べている牛タンよりも淡白な味わいであった。
焼いて食べると若干身がひきしまり、さらに歯ごたえのある味わいとなった。うまい。
また、きのこがタンの肉汁と絡みうまさを引き立てる一品であった。
この辺でお腹が膨れてきたので、最後にデザートとして「キジの串焼き」を注文した。
キジの串焼き
見た目は普通の鶏の串焼きとさほど違いはない。
では、実食。
濃厚。
鶏よりもジューシーでパサつき感がまったくなくあふれんばかりの肉汁が半端ねぇ一品であった。
なんでもキジを食べると三年の古傷も癒えるそうで、栄養価の高さを実感することができた。
今回はこちらでフィニッシュ。
完全に興味本位で行ったジビエ店であったが、
鹿のペ〇スが思っていたよりも美味であり、満足感は高かった。
また、ご主人が一見気難しそうだったが、向こうから話しかけてくださるなど気さくな方であった。
猪も食べてみたかったのだが、あいにく切らしてしまっていたため、食べることは叶わなかった。
また次回来ることがあれば、ペ〇スープのリピートと共に猪にも挑戦してみたい。