鹿のペ〇スと脳みそを食った話 [ジビエ猪鹿鳥]
ウス。初めまして。ヒノモトと申します。
とある方の影響で
無性に鹿のペ〇スと脳みそが食べてみたくなってしまったので食べに行きました。
(初投稿の記事でペ〇スの話って完全にヤベーやつだな・・・)
今回、足を運んだのは高円寺にあるジビエ猪鹿鳥というお店。
御年74歳になられるご主人が手ずから仕留めた獲物を提供しているワイルドなお店。
店内は落ち着いた雰囲気で、鹿のはく製や銃などが飾っておりお洒落。
内装の写真を取り忘れたが、気になる方は君自身の目で確かめて欲しい。
ちなみにジビエとはフランス語で狩猟で手に入れた肉という意味だそう。
席が8席ほどなので行く際は予約推奨です。
最初にお酒を頼んでから早速、一品目「鹿の脳みそ刺し」を注文。
鹿の脳みそ刺し
脳みそが薄くスライスされており、
言われなければ脳みそと分からない見た目をしている。
左端の脳片は若干分厚く、脳感が強かったので裏返して撮影しておいた。(脳感ってなんだよ)
では、塩コショウをつけて実食。
鮮度を保つために冷凍してあるため、少々シャリシャリしたが、非常に淡白かつ口の中でとろける味わい。
脳みそはほぼ油でできているそうだが、しつこい感じはまったくなく、美味であった。
続いて二品目の「鹿のペニス・薬膳スープ」を注文。
鹿のペニス・薬膳スープ
略してペ〇スープとでも呼ぼうか。
しかし、想像していたものと違っていた。
あれ、ペ〇スはどこ・・・ここ・・・?
細切れにされて底の方に埋まっていた。
丸々一本で出てくるのを想像していたが、こちらもペ〇スと言われなければそうと分からない見た目をしている。
これはこれでペ〇ス感が少なくて食べやすそう。(ペ〇ス感ってなんだよ)
では、実食。
うまい。
予想外のうまさ。
食感は基本的にはコリコリしているのだが少しモチモチしており、なおかつトロトロ感もある。
矛盾した擬音使いまくりで何言ってんだこいつと思われるかもしれないが、
本当にコリコリモチモチトロトロの三つの食感が同居しており
それらが絶妙なハーモニーを奏でている。非常にうまい。
スープも旨味がとてもよく出ており、一緒に煮込まれていた野菜との相性も抜群であった。
ここまでの食感になるには三日ほど煮込まなければいけないらしい。
ペ〇スを細切れにして三日煮込んだものをうめぇうめぇと食う姿は
よくよく考えれば中々罪深いものがある。
夢中で食べていたら、ご主人に「今夜元気なっちゃうよ。どうするのw」と言われたが、
静かに涙を流し、乾いた笑いを発するだけであった。
3品目は「鹿のタン焼き」
鹿のタン焼き
最初は、きのこの上に乗っているタンをそのままタン刺しとしていただいた。
こちらもコリコリで柔らかく、普段食べている牛タンよりも淡白な味わいであった。
焼いて食べると若干身がひきしまり、さらに歯ごたえのある味わいとなった。うまい。
また、きのこがタンの肉汁と絡みうまさを引き立てる一品であった。
この辺でお腹が膨れてきたので、最後にデザートとして「キジの串焼き」を注文した。
キジの串焼き
見た目は普通の鶏の串焼きとさほど違いはない。
では、実食。
濃厚。
鶏よりもジューシーでパサつき感がまったくなくあふれんばかりの肉汁が半端ねぇ一品であった。
なんでもキジを食べると三年の古傷も癒えるそうで、栄養価の高さを実感することができた。
今回はこちらでフィニッシュ。
完全に興味本位で行ったジビエ店であったが、
鹿のペ〇スが思っていたよりも美味であり、満足感は高かった。
また、ご主人が一見気難しそうだったが、向こうから話しかけてくださるなど気さくな方であった。
猪も食べてみたかったのだが、あいにく切らしてしまっていたため、食べることは叶わなかった。
また次回来ることがあれば、ペ〇スープのリピートと共に猪にも挑戦してみたい。